どうも!トリスです。
中小企業の正社員として働いていた僕が40代で無期雇用派遣として働くようになって
「する必要がなくなったムダ仕事」を3つに絞ってお話しします。
結構ストレートな表現ですが。
昨今では、45歳で早期退職を募る大手企業もある中、中小規模の会社で40代である僕がこれから身を粉にして働いても得られるリターンは限りなく小さいと思います。
お給料を上げてもらうために、意味のないムダ仕事もいっぱい存在します。
だったら無期雇用派遣(隠れ社員)という働き方をしながら、残りの人生を副業などをしながら上手く乗り切っていきたい。
これが僕の持論です。
賛否両論ある考え方だと思いますが、それではいってみましょう!
仕事上のムダ① 昇進の為に働く

僕が無期雇用派遣として働いて、年齢的な「あきらめ」はもちろんありますが、過剰な昇進や昇給は一切のぞんでいません。
この年齢になって昇進や昇給を目指すこと自体が、ムダだと思っています。
いまの派遣会社にそこまで期待してないのが現状かもしれませんが。
技術的な知識や経験を積むことに専念したほうが効率的です。
理由としては、派遣会社の従業員に対する評価体制、仕組みもそうなんですが、基本的には働く場所、指示命令を受けるのが派遣先になるからです。
あくまで評価の目安になるのは、派遣先の「評判」でしかない。
これが派遣社員の現実ですよね。
「○○さんの勤務態度は良いですよ」
「○○さんの資料作りは大変見やすく助かってます」
「○○さんの○○の仕事ぶりは必要ですよ」
など派遣先での評判をもとに評価が決まるようなもの。
派遣会社によっては、そもそも概念的なものだけで評価してない可能性だってあります。
無期雇用派遣は、派遣会社の正社員といえど直属の上司が存在しないため、この「評価」というのは仕組み上、ものすごく曖昧になってしまいがち。
何十人もの派遣社員を抱える営業さんが一人ずつ評価できるわけでもないので、僕は致し方ないことだとは思うんですけどね。
上手く評価システムを構築している派遣会社もあるとは思うのですが直属の上司が存在しない派遣というシステムではしょうがない。
毎日のように仕事に対してのフィードバックが派遣会社からあれば良いですが、そもそもそこまで時間をかけられない、かけてないのが現状でしょう。
逆に仕事を終えてから、日報なんかを毎日派遣会社に報告するのは
はっきりいってメンドクサイですよ。
中小企業では結構こういうのあるんです。しかも時間外に(笑)
だから僕は最初から無期雇用派遣で昇進や昇給の仕組みはないという認識で入社したので、年に数万円アップ!なんて期待してません。
むしろ今の派遣会社のドライというか、つかず離れずの距離感が気に入っています(笑)
ただ昇進や昇給を期待できないからと言って、仕事は手を抜きません。
あくまで次のステップアップが見込めるような働き方をするほうが賢明です。
だから無期雇用派遣で昇進や昇給を期待しながら働くのはムダ。
毎年の昇給で数千円でもあがればラッキーという感覚ですね。
仕事上のムダ② 社内政治が仕事

もちろん仕事を進める上で、コミュニケーションは絶対に必要になります。
一日の業務の中で、一切会話しない仕事なんてほとんどないですよね。
仕事は基本的にチームプレーで行うため仕事をうまく回していくためには、ある程度の人間関係の構築が必要になりますね。
無期雇用派遣ではこういう
(メンドクサイ)人間関係に気を遣うことは少ないです。
派遣先での仕事の対応などはもちろん気遣いが必要ですが、それ以上のことは必要ありません。
ここでいう人間関係というのは、仕事を少しでもうまく回していくための、段取り、根回しというサラリーマン特有の「社内政治」のことを指します。
上司は部下に少しでも心を開いてもらい、仕事上で強い信頼関係で取り組んでいくほうが、成果が上がりやすいと思われている手法です(笑)
僕はこれまで中小企業でこの社内政治を一生懸命してきた人間ですw
飲み会やバーベキューの企画をするのも上層部の仕事だったりしますね(笑)
これで本来の目的である深い人間関係が形成できているとは思いませんが。
無期雇用派遣であれば、このようなムダな根回し、社内政治はまったく必要なし。
派遣会社でもリーダー制度なんかはありますが、年齢は千差万別であっても
派遣社員同士は上司、部下の関係ではない。
入社何年目であろうが、関係ない特殊な世界なんです。
たまに飲み会などに参加することがあっても派遣の仕事では社内政治で上手くいった仕事の成果は期待されてない。
他の会社で一生懸命やってるこのあたりのムダは解消されますよね。
仕事上のムダ③ 会社への忠誠心

会社への愛着や忠誠心があるっていうこと自体、現代においては、すごくブラック志向的な考え方なのかもしれません(笑)
会社である程度のポジションになると、会社の方針をすべての従業員に浸透させる会社への忠誠心を持って働く、働かせるというのが使命になってくるわけです。
いや目に見えないプレッシャーというか(笑)
会社での方針が決定すると基本的に従業員はそれに従わなければなりません。
すこしでも逸脱すると、忠誠心が足りないという評価になってしまいます。
☞評価は給料に直結するので基本的には従わざるを得ない
無期雇用派遣でも、派遣先での仕事の方針に従うのは当然のことですが派遣会社から直接、仕事上での明確な方針というのはない。
派遣会社にほったらかしにされることを嫌がる派遣社員もいますが、このくらいの距離感のほうが僕にはちょうど良いですね。
誰かを説得させてまで会社への忠誠心を誓わせる行為がないのです。
中小企業ではそもそも人数が少ないため、こういう無駄な根回しが必要以上に多くなってくるので、本来必要のない気苦労や悩みを抱えることも多いです。
これが原因でストレスになり、会社を休職したり、鬱になったりする人もいます。
お給料にはこういう心理的な負担は一切反映されないのが現状。
☞それが役職手当というものでしょうか?
無期雇用派遣では前述のとおり、派遣社員同士の上下関係はないに等しいので、このようなムダが発生しないというのは、気持ち的にすごい楽です。
派遣会社によっては、リーダーを立て請負化している現場もあるので一概にまったくないとは言い切れませんが。
いまの職場では
あくまで自分のことを第一に考えていれば良いです。
困っている人がいれば、それは善意で助けてあげれば良いのです。
まとめ
会社組織というのは、基本的にはチームで動くことがほとんどなので間接的な仕事として人間関係、社内政治などが発生してしまいます。
中小企業で役職者になってもこのあたりで右往左往して精神的にしんどくなる(めんどくさくなる)ケースも多かったですね、僕の場合は。
これからの時代、こういうものがまだ必要とされるのかわかりません。
あなたが持っている良いもの=技術だけを必要な会社に提供して対価を得る。
本来の派遣という仕事の役割をきちんと果たすことができれば、この業態はアメリカのようにもっと一般的な働き方として広がると思います。
2020年から施行される派遣法のひとつである同一労働同一賃金は、派遣社員にとってはどうなるかわかりませんが、もう少し世の中で派遣というものが見直されていってほしいですね。
それでは、また!