どうも!トリスです!
僕は、製造業で働くまえは飲食業界に長らくいました。
高校生時代の喫茶店のアルバイト→大学生時代のホテルのウェイター→社員が20人規模の中小企業→一部上場企業の大手企業→社員100人規模の飲食店を渡り歩いてきました。
その中で社員100人規模の飲食店勤務は超激務だったときのお話です。
題して退職を決定づけた3つの出来事!それではいってみましょう!
休日に、店舗の行事をすべてぶっこんでくる店長
もうね、中小企業の飲食店で働くってのは、極端なこというと将来独立を考えている人以外、働くとこじゃないと思います。
なんせ労働時間が半端なく長い、果てしなく長いですから。
定時なんていう概念はないですよ。いや飲食店から飲食店へと労働し続けている人にとっては、あたりまえの概念なんですけどね。
休みは普通で月6回くらいあれば良いほうです。
もちろん年間通じて大型連休はありませんから、単純に72回+特別休暇くらいかな。
それでいて、拘束される時間は12時間はあたりまえ、普通に15~16時間店舗にいましたね。
いや、一旦シフトは上あがるんです。
社員は、店舗業務が終われば発注業務、ディスプレイの変更、終わることのない雑務(プライスやメニューの作成などなど)などをタダ働きです。
帰る人がいない、帰れない状態です。
加えて以前働いた飲食店は、もともと少ない休みの日に店舗のミーティングやら防災訓練、店舗の近隣清掃などをぶっこんでくるわけです。
休みの日に防災訓練ですよ。しかも朝6時集合!
遅番だった場合、深夜2時頃にすべての業務を終えてから、たった3~4時間しかありません。
なんど、マン喫でお泊りのお世話になったか。
家に帰る暇がありませんでした。
いや寝る暇がありませんでした。
月末のタイムカードの締めには、朝番だと、6時から15時の定時時間の本人承認印を押さされ、おしまい。
15時~午前0時になることもありました。(18時間勤務?ww)
どれだけサービス残業したかわかりません。
もちろん休日出勤の勤怠はつきません。
だって数時間でミーティングであろうが防災訓練であろうが終わってるでしょって。
(そんなことハッキリ言う?)
そんな状況にも関わらず、社員は誰一人、表立って文句言うやついません。
いや言えない雰囲気があるんです。
会社の中枢メンバーがもうすっかり洗脳されちゃってます(笑)
そして物凄い縦社会でした。
2年くらい我慢して働きましたけど、退職したその日、
まるで奴隷が解放されて、陽の光を浴びる瞬間のよう
でした(笑)
今では笑いごとですけどね。
アルバイトのミスは社員がすべてケツをふけ!
ブラック飲食店あるあるですよね、これも。
まぁアルバイトさんがミスをするのは仕方ないことです。
社員がカバーするのは当然のことだとも言えます。
でもあの事件があってから、もう辞めようと思いました。
ある日、アルバイトさんがお歳暮かなにかのギフト商品をお客様から承って発送したんです。
しかも生もののケーキだったかな?
それはそれで良かったんですが、あるとき社員が確認したところ、到着日を間違えて発送したことが発覚しました。
なまものだから余計だったと思いますが、それで店内ではかなり大騒ぎになって、店長が激怒しました。
発送する場所が近かったら、すぐに自宅までお届けすれば済む話なんですが
発送先がなんと北海道だったんです。
店舗の場所は、関西です。いやさすがにそれは無理でしょ。。。
お客様には丁寧に謝罪するしかないなと僕は思いました。
ですが店長は、こう言いました。
「おまえ明日朝一の便で飛行機に乗って北海道まで行ってこい!」
「半分の飛行機代は俺が責任とって出したるから」
えっ、えっ、えっ! なに言ってんのコイツ、バカじゃね。。。
しかもなんで飛行機代半分は社員持ちなの・・・
明朝、社員(僕)が責任を取り、たった1個のケーキを届けるために北海道へお届けにいきましたとさ(笑)
いやそもそも発送日を間違える店員(店舗)が悪いんですけど。。
お客様第一に考えることはたいへん素晴らしいことですが。。
お店の信用、会社の信用、果ては自分の信用を守るために
社員を犠牲にする価値はどこにあるんじゃい
って本気で思ってしまった僕はサービス人間失格だと思い、飲食業から卒業することにしました。
社長自らおどしてきました
会社の体質は社長の考えが作るとは、よく言います。
お客様第一主義、トップダウンの経営体質、長時間労働まん延組織。
すべて社長の考えが、社員に派生して作られたものです。特に中小企業は。
このとき勤務の飲食店は僕が30代前半で入りました。
経験者だったので平社員であっても要求されることは、厳しかったです。
まぁ新人とは明らかな差がないと評価されないのは、当たりまえかもしれませんが。
中小企業の飲食業界でも人事考課なるものが存在していまして店長と一対一の面談が半期に一度ほどあるんですが、
「このままだとほんと、ダメやぞ~(嫌味感満載)」
「○○と比べても、もうひとつ努力が足りないんだよな~」
なんて言いながら、人事考課シートには次々低い点数が・・・
店長との面談も終わり、店舗へ帰ろうとしたところ、ちょうどその店舗に社長が来られまして、当然呼びつけられましたよ。
(とほほ)
店長からのダメ出しの次は、社長自らの「特別面談」です。
まー言っちゃいけないことを連発されました。
極めつけの一言が、
「おまえ、このままではこの会社におれんぞ!」
ああ、怖かった~!ヤ〇ザなみの威圧感たっぷりでした。
まぁ見た目もかなり怖いのですが。
いや、こちらのほうから、おいとまさせていただきます。
と、この瞬間決心がつきました。
おわりに
いや、ほんとはもっといっぱいあったんですけどね、この飲食店時代には。
無理やり3つに絞った感じです(笑)
これは中小企業のブラックな話ですが、ほかの業種でも大手、中堅、中小関わらずありえる話ですよね~
余話ですが、ある大手の不動産屋で物件を選んでいたときに、スーパーバイザー的な社員が平社員に対して
「おまえ、このまま契約取れんかったらわかっとるやろな!」
(たぶん、男性の社員さん泣いていました。。)
ってものすごい怒声が聞こえてきたことが思い出されました。
どこでもあるんやな〜いやだなー
いやね、まわり見渡せば、ホワイトな大企業で働いてる人は、ほんの一握りで世の中の大半は、大小かかわらず、ブラックな会社ばっかりなんじゃないかって思えてきます。
ちなみにこの中小企業での退職では、ものすごく辞めにくかったのを、この話を書いていると思い出しました(´;ω;`)
この当時、ほんとに子供も生まれたばかりで退職しようか悩んでいたし、退職を伝えてからの店長や社長の態度は明らかに度を越えてましたから、いま流行りの退職代行EXITに依頼していたかもしれません。
以上が「中小企業の飲食店勤務はキツかった!退職を決定づけた3つの出来事!」でした。
また思い出したら、書きたいと思います!
では、また!

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